ある1人の人間が挑む、チームのパフォーマンス最大化の話
ちゃんあつ
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こんにちは、サービスプロジェクトマネジメントグループ(SPMG)の渥美です。
私が属するSPMGは、リクルートグループ内のサービスに対し、KPIの計画/立案やプロジェクト体制の構築、メンバーの工数管理、プロジェクトの進捗管理などを行い、プロジェクトを成功に導く役割を担っています。
難易度の高い役割ですが、楽しみながらKGI達成を念頭に日々奮闘しています。
今回お伝えしたいこと
プロジェクトマネジメントと一言でいっても、上に書いたように多岐にわたる役割が求められます。KPIの設計、マネジメントなどは非常にテクニカルなので、いつもアタマから煙が出そうになります(笑)。テクニカルな話は今後、同グループのメンバーが書いてくれる(ハードル上げます!!!)と思いますので、今回は私が唯一得意とする「チームのパフォーマンス最大化」のためにしていることを少しでもお伝えできればと思っています。
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個人の能力最大化
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これは言わずもがなですが、個人のスキルアップはチーム力をあげるためには必要不可欠です。チームのパフォーマンスの源泉は個人であることは間違いないと考えます。
基本的な資質として、リクルートには自ら貪欲にスキルを身に付けていくマインドが備わっている人が多いです。そして、幸運なことに会社としてそれを全面的にバックアップする風土があり、さらにそれが制度化されています。
例えば、RBC(リクルートビジネスカレッジ)というリクルートグループの研修制度。様々な領域やレベルの内容が用意されており、ロジカルシンキングやプレゼンテーションなど、職種に関わらず役に立つビジネススキルを学ぶことができます。また、社外の勉強会やセミナーへの参加も認められており、業務以外でもインプットを受ける機会がたくさん提供されています。
さらに、リクルートテクノロジーズではUXブートキャンプというサービスデザイン/UXデザイン領域に特化した教育研修プログラムを構築中であり、学びの機会がさらに広がる予定です。
リクルートには「人が成長する先に事業の成長がある」という考え方のもと、成長するためのチャンスを求める人間には、きちんとチャンスが与えられる環境があります。
そんな環境の中で、PMとしてもただ個人の現状のスキルを鑑みてプロジェクトの最適化を図るだけではなく、それぞれの今後の成長につながるアサイン計画を行うことは当然の役目なのだと思っています。
個人の目線の統一
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しかし、その各個人がバラバラな方向を向いていたらどうでしょうか。
2人の人間の力が、10から100になったとしても反対の方向を向いていると、プラスマイナスゼロ。きっとプロジェクトは上手くいかないですよね。
メンバーが同じ方向を向き、プラスに意識を揃えることでやっと"チームとして"機能してくるのです。
そのために私は、役割(ディレクター/制作T/開発T)や立場(社員/外部パートナー)に関わらずチーム全員にすべての情報を同じように伝える、伝わるようにしています。
1つの事柄についてその関係者だけが知っていれば、その部分だけみると上手くいくかもしれません。しかし、少し俯瞰してみると同じようなことが隣でも起こっていたりして、同じことを解決するのにそれぞれ時間がかかっている。これは効率的ではないですし、2つの同じ現象に別々の解決策をとっていることが、後々、大きな問題にもなりかねません。
チームとしての一体感の醸成
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さらに、最後に同じ方向を向くだけで、"最大化"といえるでしょうか。
私は、チームのパフォーマンス最大化とは、「個人の力の総和にレバレッジをかけていくこと」だと考えています。そのレバレッジを上手く掛けられるかどうかが、成果に非常に大きく影響すると思っていますし、そこにこそ私の介在価値が発揮できる場所だと思っています!
「チームの仲間が明るく、楽しく、仕事ができる雰囲気を作る」
簡単で幼稚な響きではあるものの、PMとして私が一番大事にしていることです。
ビジネスなのでネガティブな状況が訪れることは必ずあります。そこで、暗い雰囲気にしてしまうPMなのか、明るくポジティブにできるPMなのか。
私は自分のPMとしてのテクニカルなスキルは正直まだまだだと思っていますが、いつでもポジティブで、チームの仲間を家族のように愛する能力は人よりも秀でていると自負しています。
先日はチームの仲間に向けて、自分の思っていることを包み隠さず伝える場を設けたのですが、その中で「メンバーのみんなが大好きです!」と伝えました。その場面だけ切り取ると少し気持ち悪いですが、自分がどんな人間であるか、どんなことを考えているのかを伝えたことで、必要以上に格好つける必要がなくなりました。そのせいか、自分としてもやりやすくなりましたし、チームの雰囲気もさらに明るくなった気がしています。
私は、チームは家族みたいなものだと思っています。仲間1人1人がその一員であると感じ、みんなが快適だと感じられる状況を生み出したいと思っています。
居心地の悪い家には誰でも帰りたいと思いませんよね、逆に家族が元気づけてくれるのであれば、どんなことが起きても乗り越えられそうな気がしませんか。
その家族が快適と思える状況は、必要以上に気負わずに何でもチャレンジできる状態(パフォーマンスが最大化できている状態)であるのではないかと思っています。
最後に
チームのパフォーマンス最大化には様々なやり方があり、今回のお話は渥美 航という一個人がどうやっているのかという一例でしかありません。
ただ現時点で私ができることの中での正解ではあると信じ、進んでいます。
これからもよりよいやり方に修正しながら、大好きなチームの仲間と一緒に楽しんで歩んで行きたいと思います。
リクルートテクノロジーズには私のようなノリとテンションだけで生きてきた人間がいたり、めちゃくちゃ優秀な人がたくさんいたり(←ほぼこっちの人)、多様性に富み、いろいろなことが吸収できる環境だと思います。
もし今回の記事を読み、少しでも興味を持ったり、一緒に働いてみたいと思ったりした人がいたら、ぜひ一緒に働きましょう。