すくすく!子育てエンジニアMeetup #2を開催しました!
浅井 勇樹
こんにちは!英語学習Gの浅井です。2018年4月3日(火)に すくすく!子育てエンジニアMeetup #2 を開催しましたので、その様子をレポートします。
すくすく!子育てエンジニアMeetupとは?
その名の通り、絶賛子育て中または子育てに興味があるエンジニアが集まるMeetupです。家庭や育児において大変なことをエンジニアリングによって解決しようとしている人が集まったら面白くなるのでは?というところから発足しました。実際何かを作って家庭内で利用しています!だとか、既存技術の組み合わせで育児や家事をハックしています!なんていう話をみんなで共有・発信しようというのがコンセプトです。
このMeetupには、他の勉強会とはちょっと変わった以下のような特徴があります。
- 早い時間帯に開催します
- アルコールなどは出しません
とにかく早く家に帰りたいという強い意思を反映しています。今回は17:00開始で19:10解散としました。普段の仕事終わりを想定しての時間設定です。Meetupで聞いたことや話したことを、家庭内コミュニケーションのネタにしてほしいという思いがあります。
また、今回に至っては軽食の提供もやめました。その代わりに持ち帰りのできるお土産を用意し、各種ドリンクについても健康志向なラインナップで揃えました。子育てをするなら健康維持は最優先事項ですので!
発表まとめ
6人の方にそれぞれ10分の持ち時間で発表していただきました。
1. 育児 × 在宅勤務のTips tebasakyuさん
父親は授乳以外は全てできるとして在宅勤務のメリット・デメリットを挙げ、仕事と家事・育児をどうバランスを取りながら実行しているかという話をしていただきました。仕事に集中できるようコアタイムを作るといったメリハリを付けるコツから、中抜けなどの融通は効くが分報で自分の状態を逐一報告するなどチーム開発に配慮した内容まで様々でした。そもそも在宅勤務が許可されていない場合でも許可が下りる可能性にかけて交渉してみると良いというのは多くの参加者に刺さったのではないかと思います。
2. 子育てエンジニアを支える技術 tamadonさん
エンジニアが好きなものである非同期処理と自動化で家事・育児を楽にするという話をしていただきました。AmazonPrimePhotosを用いれば無劣化の画像を無料でバックアップすることができます。GoogleHomeとNatureRemoを使った家電制御、GoogleAssistantからのSlack連携で育児ログを残すなど音声UIを活用されているそうです。情報のインプットにはOvercastやVoicyを用いているとのことで、私も真似してみたくなりました。
3. 子育てをはじめて2.5年の振り返り ~ テクノロジーと創意工夫で家庭と子育てをハックしたい ~ tknzkさん
家庭を支える技術から子育てに関するブログを数多く執筆されているとのことで、ちょっとしたストレスを機械とお金で解決している話をしていただきました。こちらもGoogleHomeとNatureRemoによる家電制御。映像コンテンツノンストップ体制として、リビングや寝室、浴室でイヤイヤ期のお子さんを飽きさせない環境を構築しているそうです。SNSに子供関連の内容を投稿するときに本名を出すのがためらわれるので、子供にソーシャルネームを付けるというのが目からウロコで、我が家でも導入してみようと思っています。
4. 動線改善で家庭内のストレスを軽減した話 kouhei_tabataさん
前回開催の発表では、家庭をプロジェクトとして捉えなおして運営した話をしていただきましたが、今回はその要素の一つである夫婦の良好な関係について深掘りしていただきました。動線に無駄が多かったり、家事の仕様が曖昧だとストレスを感じやすいとして、家事のステータスを可視化するための施策を紹介いただきました。また、自分たちのニーズに合った小物を3Dプリンターで作成されているそうです。そしてなんと、前回の発表時に開発中だった料理の時間と火加減を見守るおうちタイマーをリリースされたようです!おめでとうございます!
5. 保活問題についての取り組み紹介 Hikoharu06さん
弊社メンバーからの発表です。彼は弊社が運営するkidslyという保育園システムを開発・運営を担当しており、プロダクト開発を通して得た保活の問題点と、これから何をやろうとしているかという話をしました。保育園のマスター情報は各自治体が様々なフォーマットで保持しているようで、これも保育園を探している親にとって大きなストレスの一つとなっています。各地に散らばった情報を集約しオープンにすることで親の負担を減らしていきたいと意気込んでいました。
6. -技術的夫妻プレゼンツ- 家庭内タスクをスクラム的に考える方法 shikicheeさん
エンジニアとデザイナーの夫婦であるshikicheeさんですが、共働き夫婦に送る、喧嘩しないためのお金管理術という記事が以前話題になり、Twitterでお声がけさせていただいたところ本Meetupで発表することを快諾していただきました。shikicheeさんはスクラムマスターでもあります。全てはスクラムが教えてくれたとし、お金の管理や家事の省力化をスクラムで実行しているという話をしていただきました。また、便利な家電にどんどん投資することで家事を自動化しており、ちょっと高価かな?と思ったときは以下の等式に当てはまれば即買いという運用にしているようです。
購入金額 < 耐用年数 ☓ 1年間の使用回数 ☓ 1回の削減時間 ☓ 自分の時給
みなさんも、便利家電に投資したくなったら以上の等式を参考に家族を説得してみましょう!
懇親会
懇親会での主な会話内容はやっぱり育児・家事あるあるです。私がお話させていただいた中だと、0〜3歳くらいの子供がいる参加者が多いように感じました。幼少期のほうが手がかかるし、親自身も手探りな状態です。同じエンジニアという職業の仲間たちがノウハウを発信・共有するというのが、一つの拠り所になっているのではないかと思いました。1)かくいう我が家も3歳と0際の娘がおり手探りな日々を過ごしています。
また、前回参加できず続編を楽しみにしていたとおっしゃってくれた方もいて、それがとっても心に染みました。
まとめ
今回の発表内容は、既存技術の組み合わせで家事・育児をハックしたり、家庭内にある一定のルールを定めて良好な夫婦関係を築いているという趣旨の発表が多く見受けられました。エンジニアならではの視点も取り入れつつ、もっと広い層にも響くような話も多かったと思います。次回開催を希望する声も多いので、懲りずにやっていこうと思います!
脚注
↑1 | かくいう我が家も3歳と0際の娘がおり手探りな日々を過ごしています。 |
---|