目次
はじめに
こんにちは、Recruit Data Blog 担当の森です。
2025年8月1日に、当社のアナリティクスエンジニア3名が登壇するイベント「アナリティクスエンジニアが語る第2弾 ~事業成長を牽引するデータマネジメント~」を開催予定です。
本記事では、このイベントに先立ち、2023年9月6日に実施した第1弾の様子を振り返りつつ、第2弾についてもご案内します。
ぜひご一読ください!
「アナリティクスエンジニアが語る 働き方とキャリアの本音」は こちら

1. 第1弾 開催のきっかけ
リクルートのデータ推進室では「Data Meet Up!」と題して、イベントを定期的に開催しています。その記念すべき初回となったのが、今回ご紹介する第1弾の「アナリティクスエンジニアが語る 働き方とキャリアの本音」イベントです。
当日はデータ推進室の阿部がモデレーターを務め、アナリティクスエンジニア(以下「AE」)として各事業領域で活躍する3名が登壇し、パネルディスカッション形式で進行しました。
2. 第1弾 イベント概要
当日は以下のスケジュールで進行しました。
- 19:00~19:05 オープニング
- 19:05~19:35 自己紹介・領域紹介
- 19:35~20:20 パネルディスカッション
- 20:20~20:30 クロージング
2-1. AEはどういう働き方をしているか?
1つ目のテーマは「働き方」についてです。
林田は、AEのミッションを「常にアナリティクス・レディ、つまりいつでも分析可能な環境を用意すること」と説明。「データのアクセス性向上、分析開始までのリードタイム短縮による生産性の向上、そして品質の確保が重要」だと語りました。森田はAEを『マージナルマン』と表現し、営業とデータエンジニアの間を繋ぐ立場だと考えているとのことでした。
AEは、データサイエンティストに必要な3要素(データエンジニアリング、データサイエンス、ビジネスの知見)を複合した職種。すべての要素を理解している人が一人いるだけで、複雑な案件が進みやすくなります。
実際に、AEの力により効果が出た事例と失敗談も共有されました。 効果が出た事例では、分析レポートの提供にとどまらず、分析しやすいデータ環境ごと整備したことや、ビジネスサイドと見るべき指標から認識をすり合わせたこと。 失敗談では、エンジニア目線で検討したものを提供してしまい、ビジネスサイドで上手く使われなかったことが挙げられました。しかし「ビジネスサイドと、より協働できれば、さらに活用が進む可能性もある」と前向きな視点も共有されました。
2-2. どういう人がAEとして活躍しているのか?
続いてのテーマは「活躍するAEが持っている、スキルやパーソナリティ」についてです。主に以下の意見が出ました。
【スキル】
- 事業領域の知識をインストールし、技術に昇華できる人
- 事業領域をまたいで応用可能なテクニカルスキル(ポータビリティの高さ)
【パーソナリティ】
- データに強い興味を持ち、データをどう理解するか、自らのHOWを持っている人
- ラクをするための努力を惜しまない人
リクルートには幅広い事業領域があるため、各領域に対する深い知見を持ちつつそれらを横断的に応用できるスキルがあると、活躍のフィールドはさらに広がります。また登壇者3名の前職の経験から、「好奇心を原動力に技術を深められる指向性も大事」という発見もありました。
2-3. 今後取り組んでいきたい課題
最後に語られたテーマは「これからAEとして取り組んでいきたい課題」について。
ここでは「データの品質を上げるために、データを取るところから綺麗にする」ことが挙げられました。データ分析を必修科目のようなイメージで誰もが使える状態にし、データ活用をさらに加速させていきたいとのことです。
3. 第2弾 イベントご案内
ここからは、2025年8月1日に開催予定の第2弾についてご案内いたします。

テーマは「アナリティクスエンジニアが語る第2弾 ~事業成長を牽引するデータマネジメント~」。3名のAEが登壇し、さらに実践的な事例をご紹介する予定です。
スケジュールは下記の通りです。
- 19:00~19:05 オープニング
- 19:05~19:20 ロジックの民主化とデータ差別化時代に備えるCDC導入
- 19:20~19:35 ゆるやかに移行するディメンショナルモデリング〜品質を改善しながらOne Big Tableを変革するアプローチ~
- 19:35~19:50 事業を支える多層モニタリング×データマネジメント
- 19:50~20:00 クロージング
配信はZoomで行います。
お申し込みはこちら:
https://recruit-event.connpass.com/event/358736/
おわりに
第1弾ではパネルディスカッションを通して、AEという職種の可能性をお伝えしました。約2年ぶりとなる第2弾では、より深く実践的な内容についてお届けします。
大規模サービスを持つ事業会社におけるAEの具体的な事例を知りたい方や、リクルートのAEの働き方にご興味のある方など、少しでも気になる内容があれば、ぜひ奮ってご参加ください!