2Qカンファレンスを開催しました!!
鷲見 佳絵
リクルートテクノロジーズ(RTC)では、「RTCの仕事の幅の広さと面白さを知り、刺激を持ち帰ろう」という目的のもと、年に2回、社内イベントとしてカンファレンスを行っています。
今年のカンファレンスは7月の10日に実施。
いつもとは違う!という雰囲を狙い、今回の会場は豊洲のライブ会場、TOYOSU PIT。
社員数もだいぶ増えて、使用する会場がどんどん大きくなっております・・・・
本題に入る前に、4月から3ケ月のブートキャンプを経て、RTCに配属された新人27名の紹介がありました。
新人は、RTC過去最大の受け入れ人数となり、私たち運営側も張り切って紹介VTRを作成。
客席側からもあたたかい拍手やガヤが入ります。
さて、そのあとはいよいよカンファレンスへ。
冒頭、1月~6月の社外講演のトピックス24本(※一部ピックアップ)をVTRで紹介しました。
この日のスピーカーは、この中から社員2名と、ゲストとして産業技術総合研究所 江渡浩一郎様をお招きしました。ここでは、その概要をお伝えしますね。
[1本目]
IoTネットワーク技術に関する研究開発~Physical Webの概要と標準化規格が及ぼす影響について~
(アドバンスドテクノロジーラボ:加藤さん)
ATLにて研究をしているIoT関連のネットワーク技術"Physical Web"の仕組みや、関連する成果の事例が紹介されました。
また、標準化規格というテーマについて掘り下げ、新しい「エコシステム」の登場によるゲームのルールチェンジに対して、標準化がどのような影響を及ぼすのか、標準化に対して我々がどのような戦略を取ることが出来るのか等、過去の事例と今回のPhysical Webに関連するポイントを織り交ぜながらの発表となりました。
[2本目]
「リクルートのUXデザインと職能要件 ~その役割と人材育成、他組織との連携」
(サイトプランニング部:竹部さん)
リクルート内に多くいるUX人材について、そもそもUX人材とはどんな役割を担う人たちなのか、そして各事業を通じてサイトプランニング部が行っている活動についての紹介がありました。
UX人材育成のための組織作りにも触れ、リクルートのUXデザインに必要とされる職能をどうやって身に付けるか、またRTC内の他の組織とどのような連携を思い描いているかの展望についても語られました。
その後は休憩時間。
普段交流がない人とのふれあいを目的に、サンドイッチやおにぎりなどの軽食をピックアップできる仕立てにしたのですが、事務局、皆様の食欲を甘く見ておりました・・・・!!あっというまになくなっていくごはんたちにドキドキしました。
その後はいよいよ招待講演!
今回のゲストスピーカーは、産業技術総合研究所 主任研究員/ニコニコ学会β実行委員長 江渡浩一郎さまです!
[招待講演]
「ニコニコ学会βにみる共創型イノベーション」
(産業技術総合研究所 主任研究員/ニコニコ学会β実行委員長:江渡様)
ニコニコ動画で知を配信・交流する新たな知的コミュニティである「ニコニコ学会β」。
メディアアーティストとして様々なアート作品を作っていた江渡さんがなぜこのコミュニティを立ち上げたのか?
その狙いや、多岐に渡る学会の活動内容について紹介されました。またニコニコ学会βでモデル化が推進されている、製品やサービスの提供者と利用者が協力してイノベーションを推進するスキーム"共創型イノベーション"の展望についても語られました。
アンケートには「"イノベーションが生まれる場をつくる"という発想自体がユニーク」「ユーザーに感動を与えることが重要で発明の大きさは関係ないという言葉に共感した」「共創型イノベーションというスキームはリクルートグループでも応用できそう」などの声が。
普段の業務とは直接の関係はない領域のお話であったにも関わらず、多くの刺激や気付きを得られたようでした。
様々なエンジニアやマーケターが集まる会社なので、専門外のものも当然あります。
しかし、今後も一人一人が、現在の先端技術について理解をし、また自分なりの考えやアイデア、自分の職務と掛け合わせたときの可能性などに思いを巡らせる機会を創出していきたいと思います。
次回は来年1月の開催です。企画頑張ります!