【密着取材】第11弾 25歳の若きふたりが部署を超え、入社早々、新規事業提案制度(Ring)に挑戦!
宮﨑萌子
こんにちは、採用Gの宮﨑です。
今日は、入社早々に、社内の新規事業提案制度(Ring)に起案した二人に密着です!
Ringとは、1982年から続くリクルートの新規事業提案制度で、全従業員が応募することができます。「カーセンサー」「ゼクシィ」「ホットペッパー」「スタディサプリ」など、リクルートの多くの新規事業がRingから生まれてきました。毎年3月から6月に応募を募り、一次・二次・最終と審査が進んでいきます。
なぜRingに起案しようと思ったのか、また、今後リクルートでやりたいことについて聞いてみました。
入社式の席が隣だったことが、すべてのはじまり
——では、早速、お二人の出会いから教えていただけますか?
曾我:一言でいうと「入社同期」ですね。2019年4月に入社して、たまたま入社式で席が隣だったんです。
朝倉:そうですね。25歳、同い年だったこともあってすぐ打ち解けました。私にとっては初めての転職で、ワクワクと不安でいっぱいだったのですが、曾我さんは、キャリアウェブ(社内の転籍制度)を使って異動してきていて、リクルート歴としては先輩。なので、色々なことを教えてもらいました。
曾我:私はデータ組織配属、朝倉さんはインフラ組織配属で、入社式が終わったら拠点も別々。だからこそ「今後も情報交換しようよ!」と言って仲が発展していきました。中途入社者の立ち上がりサポートの一環として、スタンプラリー(※)という制度があるのですが、役員陣へのアポなどは、一緒に回りました。
(※)スタンプラリー:中途入社者フォロー施策の1つ。入社後の約3か月間、役員・社員にアポイントを取り、自由にインタビューできる制度。一緒に働く仲間たちの人となりや仕事内容を知ることに加え、自分の顔と名前を覚えてもらい人脈を広げて新しい環境に慣れていくためのきっかけをつかむ、といった目的がある。
――入社式からそんな発展が…!わたしも3年前に入社しましたが、今でも入社同期で年に数回集まっています。ちなみに、前職では何をされていたんですか?
朝倉:前職は、SIerで官公庁向けのネットワークの設計構築をメインに、入札対応から導入までの一連の流れを担当していました。仕事内容や人間関係に不満はありませんでしたが、このまま同じ職場で同じ仕事をずっとやり続けるのかと考えたときに、ここまで培ってきたネットワークの知識やSIerの経験を活かし、もっと成長の幅が広い環境に行ってみたいと考えはじめ、転職を決意しました。
リクルートテクノロジーズ(以下 R-tech)は、インフラの規模が大きく、仕事の幅も広い。加えて勉強会や海外出張など学べる環境が整っていることが魅力で、入社を決めました。今は、リクルートの社内ネットワークの運用・設計構築部隊に所属しています。拠点やデータセンターのネットワーク更改プロジェクトメンバとして、リプレースに向けた検証作業などの仕事をしています。
曾我: 私は、新卒でリクルート住まいカンパニーに入社して、広告媒体の営業を行っていました。クライアントの課題に応じて、メディアソリューション(SUUMOなど)を中心に課題解決をする仕事です。営業組織のスタイルとしては、そこに加えて 「顧客接点」×「データサイエンス」を武器に、クライアントの事業支援にまで踏み込んでいくことが特徴でした。私自身もリクルートのアセットである「データ」を用いて、クライアントの事業支援も含め、お手伝いさせていただいていました。
それらの経験から、データソリューションを用いてクライアントに対する営業の提供価値を増やしていきたい、データ運用に特化した組織でより専門的に携わっていきたい、と思い転籍を決めました。
今は住まいカンパニーにも兼務がついていて、週2回は住まいカンパニーの拠点で仕事をしています。SUUMOを活用した営業経験があるので、不動産のドメイン知識などを活かしながら営業支援ができないか考えています。住まいカンパニーの方々と議論しながら、「クライアントが日々どんなことに困っていて、それらの本質的な課題は何なのか?どんなデータソリューションでその課題を解決できるのか?」といったことを日々考えています。
――そこからどのようなきっかけでRing起案へと発展したのですか?
朝倉:入社式でRingの説明を聞いて、「面白そう!やってみたい!」って曾我さんに言ったんです。そしたら、「2年連続で応募してるよ」って言われて。そこから去年の資料などを見せてもらい、自分の構想を話したら、トントン話が進んでいって。このRingの活動からエンジニアのキャリアではなかなか得られない考え方やスキルが得られるのではないか、またリクルートだから挑戦できることでもありそうだ、と思って応募しました。当時はとにかく前のめりでした。
曾我:私も、朝倉さんの熱意に圧倒されたんです。Ringに限らず、なぜR-techに転職したか、リクルートで何を成し遂げたいか、熱い野望を聞いて刺激を受けました。自分は営業サイドの人間だったので、朝倉さんのエンジニア視点も学びが多かったです。そもそも、「新規事業立案」って普段やっている業務とは頭の使い方が違うんです。Ringでの学びは、日々の業務にも役立つと思っていて。応募しない理由がないと思っているので、毎年チャレンジしているんです。もっとみんな応募したほうがいいですよ(笑)
朝倉:そこから二人で案を詰めていきました。しかし、結果から言うと一次敗退。でもびっくりしたのは、審査員からの細かいフィードバックです。自分たちの足りていない部分を的確に指摘されて、「たしかに・・・」と思いました。納得感のある敗退で、自分のスキル不足を痛感しました。このフィードバックの濃さも、リクルートならではだと思います。育ててもらっている感じがするというか…。
曾我:わかる(笑)「自分たちの案にこんなに真剣に寄り添ってくれるんだ」と嬉しく思いました。きっとまた来年もチャレンジすると思います。先ほどお話ししたように、今の業務でも住まいカンパニーの事業検討をしており、クライアントの何が課題で、より多くそれらを解決していくにはどうしたらいいかということを考えているので、Ringでの思考方法が仕事にも役立つと考えています。
――改めて、R-techに入社していかがですか?
朝倉:入社して半年が経ちましたが、毎日勉強の日々です。前職では与えられた仕事をこなす日々。昇格もほぼ年功序列でした。(その中でももちろん成長させていただきました。)でもR-techでは、自分で掲げた目標に成果を出さないと評価されない。
転職した一番の理由が「成長できる環境に身を置きたい」ということだったので、目標をきちんと意識して仕事に向き合える環境に来られてよかったと思っています。また職場の方々も、職場の環境やリクルートのネットワーク、運用について細かく教えてくださり、本当に感謝しながら仕事しています。
曾我:今は、自分が営業時代に感じていた「不」を解決できている感じがして楽しいです。営業経験があるからこそ、現場に寄り添った提案もできるし、自分はそこが強みだと思っています。一方データ分析や活用のスキルは初心者レベルなので、勉強中です。社内外での研修に参加させていただいたり、グループ内の方にも質問ししたりできる環境なので、新しいことを学びやすいと感じています。
また、機能会社として事業横断で業務にあたれる点も魅力的だなと感じました。リクルートの事業会社それぞれで、事業フェーズや抱えている課題はバラバラなので、その分様々な状況での価値提供の方法を考えられると思っています。私としては、業界をまたいで営業やマーケットの課題解決を行いたいと思っていたので、ピッタリでした。
加えて、現部署で良いと思っていることのひとつとして、自分がやりたいと手を挙げて仕事内容を決めていける点が挙げられます。会社や部署の方針に沿っていれば、新しいチャレンジとなる仕事なども受け入れてもらえて、衝撃的でした。
今後のキャリア
――最後に、今後のキャリアについて教えてください。
朝倉:正直なところ、今はこれといったWILLがありません。入社して勢いよくRingに起案してはいるものの、まずは仕事に対する当事者意識、論理的思考力など、もっと鍛えないといけない要素がたくさんあることに気づかされています。
今の環境で仕事をする中で、ちょっとずつ自分自身のスタンスが変化している気がするので、着々と前に進んでいけたらと思っています。また、何かワクワクするようなことがしたいと思った際にそれを実現できるよう、技術力や課題解決能力を磨いていきたいと思っています。
曾我:直近で言うと、データソリューションを活用した価値提供をしっかり行っていきたいです。私自身、営業をしていた時にクライアントの事業課題にまで踏み込んだ提案をすることに苦労していて、漠然と「リクルートの武器であるデータを活用して、もっと価値提供したい」と思っていました。なので、まずはそんな自分の原体験を解決していきたいです。
ちなみに、中長期的には経営戦略を考えられるようになりたいと思っているんです。そのためには、事業戦略を考えられるようになりたい。だからこそ、その前に、マーケット課題や事業課題を見つけて、ソリューションを限定せずに解決できるようなスキルを身に着けたいと思っています。住まいカンパニーでいえば、クライアントの課題解決のためにデータをどう使うか。まずはそこを原点に、少しずつ経営に踏み込んでいきたいですね。
編集後記
今回は、入社早々に社内の新規事業提案制度(Ring)に起案したお二人に密着しましたが、いかがでしたでしょうか?
二人にインタビューをする中で、それぞれの成し遂げたいことへの熱い思いがストレートに伝わってきました!このようにR-techには、年齢や入社時期に関わらず「手を上げれば挑戦できる」風土があります。