米国のBigQuery開発エンジニアを呼んで社内BQ勉強会を開催しました。
白子 佳孝
みなさん、こんにちは データ分析基盤の運用・保守を担当している白子(@y0shirak0)です。
テックブログには2回目の登場です。
先日、GCPのBigQuery担当の開発エンジニアを米国からお呼びし、弊社でBigQueryの勉強会を開催しました。
参加者は弊社の社員だけでなく、リクルートテクノロジーズやリクルート住まいカンパニーなどのグループ会社で働く社員も参加し、合計80名ほど集まりました。 参加人数が物語っているように、リクルートグループではGCP(特にBigQuery)への興味・関心が非常に高まっております。
また、リクルートグループではGCPを利用した事例も増えてきており、その事例は外部のカンファレンスなどで情報発信もしております。
勉強会は下記アジェンダで進んでいきました。
Agenda
- Introduction
- リクルートでのBigQueryユースケース by リクルートライフスタイル 山田
- Google BigQuery Roadmap by Google Chad氏 (Product Manager of BigQuery)
- This is Google BQ by Google Ahmed氏 (Technical Lead Manager of BigQuery Storage)
- FAQ
Introduction
Introductionでは、事前に取っていた社内アンケート結果の共有とリクルートでは定額料金契約をしているため、そのスロット数やサブリザベーションの内訳についてGoogle櫻井さんより解説いただきました。
定額料金契約についてはこちらをご覧ください。
リクルートでのBigQueryユースケース
リクルート内部情報共有の目的で、リクルートライフスタイルでのBigQueryユースケースを弊社山田より紹介しました。
ただどのようにBigQueryを利用しているのかという紹介だけでなく、実際に現場では何に苦労し、どのように解決したか、それを踏まえてGoogle社への改善要望も盛り込んだ実践的な内容になっていました。
Google BigQuery Roadmap
Product ManagerのChad氏より、BigQueryの2018年のロードマップについてお話をいただきました。
実はChad氏が着ている赤いTシャツ。
背中には歌舞伎の顔がプリントされている日本オリジナルのGCP Tシャツでした!
(自分も欲しい…)
この場では内容はご紹介できないのですが、すごいワクワクするような内容が盛りだくさんなロードマップでした。 東京リージョンにもリリースしたBigQuery、今後に期待大です!
This is Google BQ
Technical Lead ManagerのAhmed氏からはThis is Google BQという題目でお話しいただきました。
BigQueryとは一体なんなのか、裏側のアーキテクチャはどうなっているのかなど、BigQuery初心者にも中級者にも勉強になる内容ばかりでした。
こちらのプレゼン資料もこの場では公開できないのですが、一部内容を紹介させていただければと思います。
BigQueryとはなにか
- フルマネージドでサーバレスなエンタプライズデータウェアハウス
- ペタバイトのスケールが可能で、高速な処理が可能
- 高可用性・高耐障害性
- コンピューティング部分とストレージ部分が分離している
BigQueryの良い点
- シームレスで桁外れにスケールできる
- アドホックな分析に最適
- 耐障害性、信頼性、可用性が高い
BigQueryに適さないのは
- OLTP系のワークロード処理
- 低レイテンシーを求められる処理
FAQ
事前にアンケートで聞いていた質問や要望や、勉強会の場で出た質問・要望に対してChad氏、Ahmed氏が直々に回答してくれました。
米国の開発エンジニアに直接質問できる機会はそうそうないので、非常に有益な時間でした。
また、こちらからの質問や要望に対して、米国の開発者に直接Feedbackをしてくれるとのこと!非常にありがたい!!
さいごに
リクルートライフスタイルでは、今回のような勉強会や事例共有会などを定期的に開催しており、社内エンジニアに対しての情報収集・共有の場を積極的に提供しております。
今回のようにBigQueryの米国エンジニアが直接来て公演してくれたりするのも、弊社ならではとのこと!
もし、私たちと一緒に働きたい!という方がおられましたら、こちらからぜひエントリーを。