Kotlin勉強会R.ktの第二回を開催しました
堀田 裕理
こんにちは。ホットペッパービューティーのAndroidアプリ開発を担当しているyuriです。
さる2017年12月19日に、Kotlin勉強会 R.kt#2 を開催しました。この記事ではそのR.kt#2の様子をレポートします。
今回のR.kt#2は『Kotlinizeスペシャル』と題して、Kotlin化に関する話をしよう!というテーマで開催しました。
(第一回の様子についてはこちらの記事をご覧ください!)
乾杯
弊社の韮澤による乾杯で、R.kt#2が始まりました!
(乾杯から始まる勉強会は個人的に好きです。)
会社紹介
会場・食事の提供をしている関係で、弊社のCM枠を設けさせてもらいました!ビューティ事業ユニットでグループマネージャーをしている小川から、簡単にリクルートライフスタイルのエンジニア組織について紹介させていただきました。
当日も小川から紹介させていただきましたが、弊社はDroidKaigi 2018 のプラチナスポンサーもしています。
弊社はエンジニアコミュニティではまだまだ新参者ではありますが、大規模事業ならではの知見を各コミュニティに還元していくべく、頑張っていきます!
R.ktはそのための取組の一つと思い、運営しています。
LT
今回は5名のエンジニアが『Kotlinize』に関するLTをしてくれました。
Kaptで苦労した話
1人目は弊社の索手が『Kaptで苦労した話』という発表をしました。
弊社では、ホットペッパービューティー(以下HPB)のAndroidアプリをKotlinで全面作り変えするプロジェクト(リプレイス)を行っていました。
リプレイスプロジェクトの中心メンバーであった索手は、HPBのKotlinizeに際してハマりポイントが多かったAnnotation Processing(APT)とリフレクションについて、その具体例について解決策を交えつつ話してくれました。
Collectionを使いこなす
2人目も弊社から、中里が『Collectionを使いこなす』という発表をしました。
中里も前述のHPBアプリのリプレイスプロジェクトの中心メンバーでした。
プロジェクトの中で、JavaのエンジニアがKotlinらしいコードを書けるよう手助けをし続けていた中里は、KotlinらしくCollectionを使いこなすテクニックを話してくれました。
ちなみに、中里はDroidKaigi 2018 でも『Kotlinアンチパターン』というセッションで登壇する予定です!
KotlinでAPIサーバを型安全にした話
3人目はRetty株式会社の noripi さんの『KotlinでAPIサーバを型安全にした話』という発表でした。
PHP製の「おちゃめな」APIサーバを、JavaそしてKotlinで置き換えていくことで、型安全で平和なアプリ開発を実現していった話をしてくれました。
ある日突然、一人のエンジニアがKotlinを入れるPull Requestを送ってきて、そのまま徐々にKotlin化されていったという導入きっかけに会場はどよめいていました(笑)。
GYAO!TVアプリのKotlin化
4人目の発表はヤフー株式会社の渡邊さんによる『GYAO!TVアプリのKotlin化』でした。
AndroiアプリにおけるKotlin導入の始め方や周囲の説得の仕方、Java時代と比較して不要になるライブラリなど、実際のKotlin導入事例からの知見を多く話してくれました。
誰かがKotlinの"イケてる"書き方を見つけるたびにそれがどんどん浸透していくという話からは、GYAO!チームの雰囲気の良さが感じられました!
独自設計のAndroidアプリを設計ごとKotlinizeした話
最後の発表はリクルートマーケティングパートナーズの保坂さんによる『独自設計のAndroidアプリを設計ごとKotlinizeした話』でした。
新卒1年目ながら新規プロダクトのエンジニアとプロダクトオーナーを兼任しているという保坂さんは、Kotlin化と別の作業(仕様変更など)を同時に行わずに、なるべく愚直なKotlin化だけを行うのが肝という話をしてくれました。
懇親会
懇親会の写真は撮りそびれました!🙇
前回は手違いでお寿司の代わりにお刺身を用意してしまったんですが、今回はちゃんとお寿司も用意できており、いい懇親会になったと思います!
今後の展望
第三回は年度内に開催したいなという気持ちです。DroidKaigiなどもあり忙しくはなりますが、前回・今回の運営上の反省点などを改善しつつ、この2回以上に盛り上がる会を作れたらと思います!共催のご提案などもお待ちしています!
弊社内でもHPB Androidアプリの他にもKotlinを利用するプロダクトが出始めそうなので、弊社の登壇者や発表内容もAndroid以外のものを増やしていけたらと思っています。
ちなみに、DroidKaigi 2018 ではプラチナスポンサーをさせていただくだけでなく、弊社のブースも出す予定です。参加される方はぜひ足を運んでいただければと思います!
では、DroidKaigiとR.kt#3で会いましょう!