悠易互通CEO周文彪-Adexchangerのインタビュー
ATL調査隊
こんにちは。ATL調査隊です。
先日、Adexchangerによって悠易互通CEO周文彪(しゅうぶんひゅう/ジョウウェンビャオ)氏へのインタビューが行われた。悠易互通は中国最大の影響力を持つDSP企業の一つである。
悠易互通は設立後六年目の企業であり、北京、上海そして広州にオフィスを構えている。設立直後は広告アフィリエイトに力を入れていたが、2012年初めになって、中国初のDSPプラットフォームを創り上げた。また、2012年4月にはVolvoと協力し、史上初のリアルタイムのオークション広告を手掛けた。現在、悠易の顧客には、Mercedes-BenzやBMWそしてFordなどの自動車企業、聯想や海尓などの大規模な国内の電子機器会社そして、小売業界の大手聯合利華など、全世界トップ300に名を連ねる企業がたくさんある。2013年、悠易互通は中国初の多画面プログラマティックマーケティングサービスを提供し始めた。これはリスティング広告と表示型広告を一体化したものであり、ムービーも表示でき、モバイル向けの表示型のシステムを利用している。
データバンクは2014年度における悠易の主力事業として2013年12月にテスト運行され始め、すでに二つの大企業が使用している。正式にスタートするのは2014年第一期である。周文彪氏は「データバンクサービスは顧客が持つさまざまな広告項目を通してデータを形成し、データバンクにおいて、精密にこのデータを解析する。このデータをもって、データの安全を守りながらほかのデータと組み合わせる。また我々とより大きなブランドの広告主が協力し、データ運用の方面で成功案件を築き上げ、データ資源を拡充し、最終的には中国において、顧客独自のデータを管理することができるサービスを完成する。これが我々のデータ運用事業の目標である。」と述べた。
周文彪氏は2014年はモバイル業界にとって最も重要な年となると考えており、モバイル広告がプログラマティックマーケティングへと変わっていくことや、より多くの広告主がプログラム化された製品を通してモバイルリソースを購入することが目に見えているという。悠易もモバイルを重要視しているようだ。
悠易互通は設立以来、終始データとテクノロジーの領域に力を入れている。周文彪氏は「顧客やブランド広告主に最高の広告効果を得させるためには、膨大なデータによる裏付けが必要であり、悠易互通はずっとこの点について洞察力を発揮してきた。正しく消費者の需要を読み取ることもできるし、広告主のため正しい消費者層を割り当てることもできる。2014年に向けて、よりよいサービスを、更に豊富なサービスを提供する。」と述べた。