タブレットを自分で組み立てる。テクノロジー愛好家たちは安いPCプロセッサーを利用して“PiPad”を自分で組み立てたのだが、£210(約35,617円)もかかってしまった。
ATL調査隊
こんにちは。ATL調査隊です。
タブレットを自分で組み立てる。テクノロジー愛好家たちは安いPCプロセッサーを利用して"PiPad"を自分で組み立てたのだが、£210(約35,617円)もかかってしまった。
ライター:ヴィクトリア ウールラストン
最近では£30(約5,930円)以下でタブレットを購入することができるのだが、どのタブレットも同じようなものである。「何か違うもの」を作ろうという試みで、オハイオ州に拠点を置く発明家がタッチスクリーン、USBポート、アプリを搭載したタブレットを作ろうと決めた。
そのタブレットはPiPadと呼ばれ、10.75インチのそのタブレットの中身はRaspberry Piコンピューター、OSはLinuxベースのRaspian OSを搭載している。
オハイオ州に拠点を置く発明家マイケル カスター氏は2週間かけてPiPadを組み立てた。10.75インチのそのタブレットの中身はRaspberry Piコンピューターで、OSはLinuxベースのRaspian OSを搭載している。
PiPadの仕様
PiPadではLinux OS用に作られたアプリを動かすことができる、ということである。
しかし、自作のタブレットは高くつき、全部品をそろえると$350(£210/約35,617円)もかかってしまうのだ。
「毎日、メーカーはより薄く、より軽く、より早い新しいタブレットをリリースしているが、見た目はどれも同じで機能も同じである。」とデザイナーのマイケル カスター氏は言う。
「私がRaspberry Piを作ろうと決めた時、何か違うものがほしかった。便利で、持ち運びができ、Linuxベースのオールインワンシステム。そして見た目も良くなくちゃいけない。」
PiPadの外観素材はカバノキの合板とカーボンファイバーでできている。
PiPadの外観素材はカバノキの合板、後ろはカーボンファイバーである。カスター氏はCNCマシーンを使って木をタブレットの形に成形した。
PiPad には10,000 mAh バッテリーが搭載されており、カスター氏によると最大6時間もつ。USBポート、イーサネットポート、オーディオ ジャックも搭載している。だからカスター氏はビデオを観たり、音楽を聴いたりすることができるのだ。ブルートゥースチップにより、ワイヤレスマウスとワイヤレスキーボードに接続することができる。
プロセッサーはRaspberry Pi Bモデルである。PiPadは既存のRaspberry OSを搭載しているので、PiPadではウェブブラウザーとアプリを利用できる。
PiPadは長さ10.75インチ、幅は7.5インチ、厚みは1インチである。PiPadは既存のRaspberry OSを搭載しているので、PiPadではウェブブラウザーとアプリを利用できる。
プロセッサーはRaspberry Pi Bモデルである。
PiPad は10.75インチのタッチスクリーン(人体の電気的特性によっていつ・どの部分をユーザーがタッチしたか検知する)、USBポート、イーサネットポート、オーディオジャックを搭載しているので、カスター氏はビデオを観たり、音楽を聴いたりすることができる。
iPad Airと比較すると、iPad Airは9.7インチスクリーン、厚みはたったの0.29インチである。
カスター氏が最大6時間もつと主張する10,000mAhバッテリーがPiPadには搭載されている。
外枠の前と後ろの部分はクリップで留められている。部品をPiPadに収めると1インチの厚みになってしまう。そして、長さは10.75インチ、幅は7.5インチである。
PiPadの10インチタッチスクリーン(人体の電気的特性によっていつ・どの部分をユーザーがタッチしたか検知する)は、iPadのスクリーンより0.3インチだけ大きい。
カスター氏はPiPadを設計し、必要な全部品を手に入れるのに数ヶ月を費やしたけれども、組み立てには2週間しかかかっていない。
カスター氏は、最近ニューヨークで行われたメーカーフェアにPiPadを持ち込んだ。そして、そのフェアでRaspberry Piの創設者であるエベン アップトン氏に会い、彼はPiPadを賞賛し、PiPadの外枠の後ろにサインをした。
「全体的にはRaspberry Piタブレットに満足している」とカスター氏は言う。「私が望んだことはできるし、フェアでRaspberry Piの性能を実証する良い手段となった。そして、そのフェアではPiPadへの賞賛を複数のメーカーから得た。」
PiPadの次世代版にはカメラと赤外線センサーを搭載できるだろう。
PiPadの中に入っているRaspberry Piと他の構成要素をオーバーヒートから防ぐために、カスター氏は放熱板をアマゾンから購入した。
カスター氏は、最近ニューヨークで行われたメーカーフェアにPiPadを持ち込んだ。そこでRaspberry Piの創設者であるエベン アップトン氏に会い、彼はPiPadを賞賛し、外枠の後ろにサインをした。
思ったこと
低価格のタブレットを簡単に購入できる時代に、時間とお金をかけてタブレットを作るというのはおもしろい試みだと思った。個人的には見た目はあまり良くないように思うが、もし店頭に並ぶ日が来たら手にとって操作してみたいものである。