UbuntuTouch OS使用スマートフォンの初提携を獲得 ~ Ubuntu Touch OS wins its first smartphone partner ~

こんにちわ。ATL調査隊です。こちらも12月最初の記事の翻訳になります。

Canonical社は、携帯電話に同社開発のLinux系OSを使用する最初のビジネスパートナーとの契約を行った、と創設者マーク・シャトルワース氏が明らかにした。

【パリ】UbuntuTouchが最初の顧客を獲得した。Canonical社が同社の携帯用OSを使用するスマートフォンを提供するべく、最初の契約を行った、とCanonicalの創設者であり製品戦略責任者のマーク・シャトルワース氏がLeWebカンファレンスでのインタビューで明らかにした。どの企業がそのLinux系OSの使用を行うこととなるなどの契約内容は明確にしなかったが、2014年内に高性能のスマートフォンにて提供されることを言及した。

「携帯電話でのUbuntuが乗り出すための一連の契約が完了した」とシャトルワース氏は語る。「我々にとって、コンセプトを練り上げる段階からシフトチェンジしてこれからは市場に打って出る段階に入った。」

また、Canonialはその他複数の企業とも、かなり詰めの段階の話し合いが進められている。「その他4つの世帯向けブランドと役員レベルで計画が進んでいて、世界を股にかけてビジネス用、個人用にかかわらず、既存及びこれから形成される携帯電話市場で販売展開する企業だ」と氏は答える。

これはLinuxのUbuntuバージョンを取り扱う9年目の同企業にとって重要な進展であるが、Google社のAndroidとApple社のiOSという2代巨頭の狭間に小さいながら風穴をあけることになるまでは、とても長い道のりであった。

シャトルワース氏は、現行大手のMicrosoft社のWindowsPhone、Samsung及びIntel社のTizen、Mozilla社のFirefoxOSのような小型携帯用のOSプレイヤーを考慮しなければならないことは重々承知の上で、様々なプログミングに対応できるベースを内包した、没入型のインターフェイスをもつUbuntuTouchが割り込む余地は十分あると考える。

「ボリュームが大切である。誰もが毎日使えるようなものが必要だ」と、氏は言う。Ubuntuが携帯市場の小さな間隙となることには納得しない。

それならばどのようにしてUbuntuTouchが大手の仲間入りを果たせるだろうか。Linkedin、Baidu、Facebook、Evernote、またはPinterestのような企業との提携によるサービスの提供が一つの道だろう。そのようなオンラインサービスに携わる企業はAndroidがGoogleサービスの利用者に提供する手段とみていて、トップの人気を勝ち取れ、代替となる選択肢を待ち望んでいる、とシャトルワース氏は言及する。UbuntuTouchはそんなサービスの体裁を保ちながら単なるアプリのアイコン以上に向上させる。
「UbuntuTouchの新鮮できれいな外見は、他のどんな新機種携帯電話より取っ付きやすく、使いやすい」とシャトルワース氏は提言する。

引用元:Ubuntu Touch OS wins its first smartphone partner