中国の動画サイトはオリジナル放送時代に突入 自作コンテンツに力を入れる
ATL調査隊
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中国の動画サイトはオリジナル放送時代に突入 自作コンテンツに力を入れる
「買い付けに金を湯水のごとく使う」版権合戦が目の前で繰り広げられるなか、オリジナルで自作を行い、2014年に台頭する動画競争を巡るコンテンツの激戦はたけなわだ。
一か月で、Qiyi,Youkutudou,動画、56動画を含む国内動画サイトはオリジナル
版権や自作コンテンツにこぞって力を入れた。
「動画サイトのユーザーはコンテンツとともに歩む」
今年、SOUGUが1億で「好声音」の独占放送を購入し、2億の利潤を得た衝撃は各動画サイトに希望をもたらした。
易歓映像業界アナリストの庞億明(パン イーミン)氏は「第一財経日報」の記者に我が国のバラエティー番組の利点となるソースは少ないだけでなく限娯令の登場もあって版権の争いを経て動画サイトは早期構築されるはずであり、差別化した番組があってこそより多くのユーザーを獲得すると語った。
共同買い付けの瓦解
激しい版権争奪戦は今年の11月から始まり、2012年に結成された版権価格連盟の瓦解を示すものでもあった。
11月15日に、傘下のQiyi主席コンテンツ官 馬東(マー・ドン)は「第一財経日報」の記者にQiyiは「独占放送、ディストリビューションしない、ドラマを変更しない、寄贈しない」のコンテンツ戦略を維持し続け、またアメリカンドラマ、スポーツなどの分野にも直接手を広げると語った。
続いて、2014年の戦略プレゼンテーション会議にては「中国达人秀」や「中国声音」のオリジナルオンライン版権を獲得したと宣言した。そのなかで「中国好声音」の版権費用は2.5元に達すると外部は推測する。
「爸爸去哪儿(お父さん、どこへ行くの)」のオリジナル版権は得られなかったけれども、却ってLetvは婉曲に関わり4500万かけてスポンサー第三位を勝ち取った。翌年のQiyiオンライン独占放送のバラエティー番組「爸爸去哪儿(お父さん、どこへ行くの)」でユーザーはletvが提供したTVコマーシャルを目にした。この他、letvネットは「我是歌手(私は歌手だ)」のシーズン2独占オンライン版権を勝ち取り、letvハイビジョンTVも当番組のパートナーとなった。
過去数年間、映像業界の版権価格は変動の激しさを経験した。特に2011年からオンライン版権価格は急上昇し、「甄嬛伝(宮廷の争い)」のオリジナル版権は200万元の価格で売り出され、後に続いて「浮沉(浮き沈み)」、「宫锁珠帘(宮2)」オンライン版権価格は3000万元までに高騰した。
オンライン版権の持続した価格高騰を抑制するために、Sougu、QQとQiyiは「動画コンテンツ協会」を結成し、版権戦争はだんだんと落ち着きを見せる。
2012年の中頃までに業界人は動画サイトでのドラマの購入価格は少なくとも6割下落したと語る。
しかし、1年間という時間の中で版権連合買い付けモデルはほぼ瓦解してしまって台頭した独占放送戦略がそれに取って代わった。今年、悪化するばかりだったバラエティー番組価格戦争の背景にはコンテンツの版権が今年「急激に高騰」を繰り返した一幕があると外部で推測する。
「いいコンテンツの慢性的な不足」は動画サイトがテレビ局のバラエティー番組を奪う主な原因になる。芸恩コンサルタント副総裁 侯涛(ホウ タオ)は「第一財経新聞」記者にマーケットには一定の水増しがあり、国民が将来より多くバラティー番組に目を向け、より多くの人が力をいれ、導入し、共同制作するに従ってこのマーケットは成熟した発展期を迎えるが、今はまだ発展の初期だと明かした。
漁夫の利の自作戦略
ひとつは高騰する版権価格、もう一つは利潤をあげるプレッシャーの下で自作に力を入れざるを得ない。Youkutudouグループ(YOKU.NYSE)を例にあげると、2013年のQ3総合純利益は8千577億元で前期と比較して14%増加した:純損失は1540万元に縮小、前期と比較して65%減少した。Youkutudouグループ理事長兼首席執行官 古永锵(グー ヨンチアン)氏は今年第4期は利潤が上がることを予想する。
そしてYoukutudouグループ首席コンテンツ官 朱向陽(ジュ・シアンヨン)氏は本紙記者に語る:2014年に3億をつぎ込んで自作動画プログラム、協力プログラムおよびユーザー原作を含むオンライン自作動画を発展させた。具体的にはYoukuは主に「陽光」の協調性を打ち出し、「Youkuシリーズ」を売り出した:Tudouは若者が自作番組作りを好むことを根拠に「青春」ブランドを主に打ち出した。
「中国好声音」はエンターティメントの全てではない、エンターティメントの需要はユーザーが絶え間なく変わり、クチコミで伝わり、流行を追うので完全に勝ち越すことはできない。「中国好声音」を勝ち取ることができなかったSougu理事局首席 張朝陽(ジャン チャオヤン)氏は「第一財経新聞」記者に「来年はSouguの自作元年となる。」と明かす。張朝陽(ジャン チャオヤン)氏はSouguは2014年に自作コンテンツ分野に今年の2倍力を入れると言った。
大枚をはたいてバラエティー版権コンテンツを買い付けたQiyiは映像制作会社は親会社になった。新しく設立された映像制作会社は資金集め、制作、発行を一体とする映像制作を専門とし、作業室のシステムをもって映画制作マンを引きつけて離さない。長らくUGCコンテンツを主に奮闘してきた56ネット副総裁 李浩(リー・ハオ)氏も「第一経済日報」に56ネットは非オリジナル版権コンテンツを買い付ける予算を削減し、自作コンテンツに大きな力を入れるよう切り替えると語る。 李浩(リー・ハオ)氏は2014年「56出品」はコンテンツ全体の50%以上のコストをつぎ込むと予測する。
事実、今年は多くの自作コンテンツがお目見えし、SouguやYoukuなどはすべて自作ドラマを制作した。
「原因の一つは自作ドラマは各々の動画サイトの差別化を実現し、ひとつの自作ドラマはチャンネルのイメージをレベルアップを助けることができる。ユーザーはこのドラマからwebサイトを知るのだ」庞億明(パン イーミン)氏は、もうひとつの原因は自作ドラマの投資回収率が高いことだとみなしている。自作ドラマ1回のコストは高ければ十数万、安ければ三万:なかにコマーシャルを埋め込み、タイトルをつけて放送する。コマーシャルをオーダーし、生活の貼り付け広告や広告を番組の途中で挿入する。「このように考えると自作ドラマはスポンサーの歓迎を非常に受けるのです」
twitter:rokusuke518