G Flex: LGの本当にフレキシブルな携帯に触ってみた

こんにちわ。ATL調査隊です。

LG初の曲面OLEDディスプレイ搭載のスマートフォンG Flex。公開前に情報がリークしてしまいましたが、本日やっと正式に公開されました。記者会見では、曲面ディスプレイについての詳細な説明もありました。

とはいえ、曲がっていることより気になるのは、G Flexの極さ。ディスプレイは端から端まで6インチ、720pと比較的低解像度ではあるものの、競争相手のOne Max(HTC)より高品質。LGによれば、画面の曲がりが動画をより臨場感あふれるものにしている、のだそうですが、むしろこの薄さの方が貢献しているのではないかと思います。普通に使う分には、画面が曲がっていて何がいいのか、筆者にはよくわかりません。

ディスプレイの薄さの方が曲がりよりも印象的

G Flexはポケットに入れにくい。それは片手で扱えないためというより、画面形状のため。標準OLEDディスプレイの前に曲がったガラスを置いたSamsungのGalaxy Nexus(下記)の隣に置くと、G Flexがどれだけ曲がっているかよくわかります。これはLGのフレキシブルOLEDと湾曲バッテリー技術のおかげなのですが、それ以外は、G Flexのデザインについて特に言うことはありません。単にG2を引き延ばしただけ。

記者会見では、製品にキズをつけることはできなかったので、一番期待していた自己修復型背面カバーの性能を見ることはできませんでした。残念。

LG提供の、G Flexのデモビデオは以下から:

将来的にはフレキシブルなスクリーンは重宝されるかもしれませんが、G FlexやサムスンのGalaxy Roundのような携帯が、そういった技術の有効活用とは思えません。LGもG Flexを、革新的スマートフォンというより、変わりもの好きのユーザーをターゲットにして売り出すようです。G Flexは11月12日に韓国からリリースされるそうですが、他の地域については何も公表されていません。

<最新情報> G Flexを世界的にリリースするとの、公式発表がありました。具体的な在庫情報については公表されていませんが、アメリカ、ヨーロッパと中国に"できる限り早急に"出荷するそうです。

<翻訳者より> G Flexは携帯なのでしょうか、小型映画スクリーンなのでしょうか。臨場感あふれる動画再生機能や、通話するときに顔にフィットする形状は魅力的ですが、個人的には、片手で扱えなかったり、ポケットに入れにくいのは携帯としては難点です。G Flexの売りがフレキシブルOLEDというより、フレキシブルOLEDを使うためにG Flexがデザインされたような気も・・・。

引用元:G Flex: hands-on with LG’s truly flexible phone