iPadで時系列データのグラフを操作!

こんにちは、大谷です。

今回は私がお手伝いしている、某システムのグラフ描画のために検証を始めた、iPadで時系列データを操作できるZoomdataという製品の紹介です。

Zoomdataとは?

Zoomdataとは、Zoomdata社が開発している製品で、iPad上でリアルタイムかつインタラクティブに時系列データを視覚化しグラフしたりすることができます。 また、リアルタイムだけでなく、過去のデータについても、時間を追いかけながら変化していく様子が見て取れます。 前日データと比較したグラフを表示したりもできます。 Zoomdata社のトップページにある動画を見るとどんな感じで操作できるのかわかりやすいです。

どんな仕組み?

ZoomdataはサーバとiPadのアプリの2つから構成されます。

サーバ

サーバは、時系列データを登録、保存、iPadへ送信する役割を持っています。 サーバにはブラウザでアクセスし、データソースの管理(ラベルの変更やデータの種別(数値なのかラベルなのか))やユーザの管理が行えます。

また、Zoomdata Editorと呼ばれるグラフの作成ツールもブラウザ上で動きます。 実際にプレビューしながら、グラフを独自に作成・カスタマイズすることが可能です。

サーバへはCSVファイルをアップロードするか、つぎのようなAPIにてJSONデータをアップロードすればOKです。

JSONでデータをアップロードすると、Zoomdataが独自にデータを解釈して、適当な型にデータを割り当てます。 想定と異なる型(数値なのに文字列と判定されたとか)の場合は、あとからでも管理画面にて型の変更が可能です。

iPadアプリ

iPadアプリはサーバとWebSocketで接続してデータを受け取り、グラフを描画します。 現在は、棒グラフとバブルチャートのみがグラフの軸の変更などに対応しています。 その他のグラフ(アメリカの地図、タグクラウド、パイチャート)は、対象とする時間の変更と限られた操作(タッチすると件数が表示される)のみが可能となっています。

参考動画

試しにどんな感じで動作するのかという動画を撮ってみましたのでご覧ください。 Zoomdata Editorを使ってカスタマイズした日本地図のグラフの動画になります。 (カスタマイズの内容についてはまた次回にでも)

Japan Map Demo2 from Jun Ohtani on Vimeo.

感想

現在は、グラフをインタラクティブに条件変更を行うのはiPadアプリでしか出来ませんが、今後はブラウザでもインタラクティブな操作ができるようになるのではないでしょうか。 よくあるダッシュボードの機能などはないですが、触れるグラフがiPad上で動くのはインパクトがあります。 触って動かすことができるので、色々試すことで発見もありそうです。 とてもおもしろい製品になるのではないでしょうか。今後に期待です。