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自己紹介
明治大学商学部2年の伊藤です。『SUUMO』のモバイルアプリ開発チームで約1ヶ月間、RECUIT INTERNSHIP for Engineers 2025に参加しました。今回はそのインターンシップでの経験についてご紹介いたします!
『SUUMO』のプロダクトと組織
『SUUMO』とは
『SUUMO』は日本最大級の不動産・住宅情報サイトで、「誰もが自分にとって最適な住まいに出会い、充実した暮らしができる社会を」ミッションとしています。プロダクトではお問合せの数や、成約率、顧客の満足度など様々な指標をKPIとしてそれぞれを最大化させる取り組みをしているプロジェクトが存在します。
開発体制
『SUUMO』のモバイルアプリ開発組織では、1つのアプリを複数チームに分かれて共同で開発を行っています。私はその中の1チームに所属して開発を行いました。私が所属したチームの開発体制はモブプログラミングを基本としていて、複数人で同じ画面を見ながらコードを書いていきました。(機能によってはソロで行うこともありました。)誰かひとりが画面共有をしながらコードを書き、ほかの人は実装の相談相手になったり、リアルタイムでレビューを行ったりします。この影響でコードレビューの負担が大きく減らされているのが最大のメリットなのかなと感じました。それに、基本的にひとりで行う孤独な作業を誰かと喋りながら実装していくので、単純に楽しかったです。コードを書く時間以外にも、QA出しや工数見積もりなども同じチームでやっており、分からないところがあっても背景などを十分に理解したチームメンバーに聞くことができるので、質問の難易度も下がりとてもやりやすかったです。
Will Can Must
Will Can Mustとは
インターンシップの初日では「Will Can Must」と呼ばれるインターン期間中の目標設定のワークを行いました。簡単にいうと過去の経験を深堀り自己分析した上で、自分のやりたいこと(Will)、自分のできること・苦手なこと(Can)、組織からの期待や自分のWill・Canから落とし込んだインターンシップ期間中にやること(Must)を考える取り組みです。リクルートの社員全員が行っており、今回はその簡易バージョンを使用して、インターンシップがより有意義なものにするための指針を立てました。
自分が設定したWill Can Must
私は「ビジネスの視点を持ったエンジニアになる」をWillにおき、Mustには「開発の目的を考えて、常に問いを持ちながら業務を行う」を設定しました。リクルートでは、エンジニアとビジネス側の垣根があまりなく、企画の目的と実装する機能との整合性を意識しながらQAを出すなど、エンジニアがビジネス視点を持って業務に取り組む姿勢が印象的でした。こうした環境は、私が目指すキャリアに非常に合っていると感じました。
Mustを達成するために(ビジネスへの着目)
私はMustを達成するために、まずエンジニアとして働いている中で触れるビジネス寄りのことに着目することにしました。1つ目は、開発に入る前に、そのエンハンス案件は何を目的に行われるのかを考えることです。要件がまとまっているドキュメントに、取り組む課題や仮説、実装により見込まれる効果などが書かれていました。それを参考に実装部分の理解を深めていきました。2つ目はどんな機能を実装する時も必ずログをとって、その効果を検証することです。ログもただ闇雲に全て計測し分析するのではなく、特に重要な操作に対して行っていました。どのような部分でCTR、CVR、IMPなど何を計測しているかを見ると、何を大事に事業を行っているかも推測することができ、とても面白かったです。
Mustを達成するために(よもやま)
そして、リクルートには「よもやま」と呼ばれる、社員と1on1ができる制度があり(社員に限らず誰でも活用することができます。分からないことを聞いたり、相談したり、発表資料の確認をしていただいたりと、様々な使われ方があります)、これを活用して企画側の方とお話をしました。様々なお話を伺ったのですが、中でも特に印象に残ったのが、ディレクターの「分業してスペシャリティを上げたほうが生産性が上がる」という言葉でした。私は企画もエンジニアもどっちもできたら最強じゃん!と思っており、そうなれば企画とエンジニアとの認識合わせの時間がなくなり、生産性が上がると思っていました。しかし「企画の方は自分が思っていたよりも市場調査や課題分析などに時間を使っていて、エンジニアが本業の傍らで行うには及ばないほどのレベルであることに圧倒された」というお話を聞いて、考えさせられました。AIが発展していく時代で、単にコードを書くだけではない付加価値が求められると思う一方で、あれもこれもでは効率が落ちてしまう。そこで、自分なりにWillに掲げた目標をもっと具体化し、「ビジネスの視点を持って、企画の人と円滑にコミュニケーションの取れるエンジニアになる」にすることができました。ビジネス視点を持ったエンジニアというものは自分の中でなんとなくのイメージでしかありませんでしたが、今回のインターンシップを通してより解像度の高い目標を持つことができました。
最後に
今回のインターンシップは就活ではなく経験として参加したのですが、「働く」ということを強く意識した1ヶ月間でした。個人開発では新しい技術を使ってみたい、とりあえず面白そうなアプリを作ってみたいなど自分の興味だけで動くことがほとんどですが、1つのアプリに大勢の人が関わっているからこそ、他の人のことを考えながら、常に問いを持って行動する必要があることを学びました。そうしてできたものが社会に影響を与えるという実感が得られて、とてもやりがいがありました。1ヶ月間ありがとうございました!