SXSW 2015 に参加しました! – SXSW 2015 参加レポート #2
山田 晋平
こんにちは、syamata です。
2015年3月にアメリカ合衆国オースティンで開催された SXSW 2015 から帰って来て少し経ちました。
これから数回に渡り参加メンバー全員のリレー形式でレポートしていきたいと思います。
我々は株式会社リクルートマーケティングパートナーズ (以下、 RMP) においてネット媒体に特化した、ネットビジネス本部という部署に属しています。 SXSW 2015 にはその中でも PM ・プランナーなどの開発側だけでなく、マーケティング担当者も参加するというバラエティに富んだメンバーで参加しました。本エントリーではRMPは何故参加したのかを中心にご紹介したいと思います。
参加概要
3/11 に日本を出発し、 3/13 ~ 3/17 の Interactive 部門の期間と、帰りの 3/18 ~ 3/20 に立ち寄ったサンフランシスコでの企業訪問を合わせて約 10 日間という長丁場の出張となりました。今回の起案を承認頂いた RMP のみなさまには感謝でいっぱいです。SXSW もそうですが、インタビューの機会を得られたサンフランシスコの滞在も得難いものでしたので、できる限りシェアさせていただきます。
参加目的
さて、我々は最新の IT 技術及び Web サービスに"触れる"ことを主な目的として参加しました。参加者の専門領域の視点でなるべく多くの情報をセッションや展示などから獲得し組織へフィードバックすること、また非日常体験をによるメンバー自身の経験値向上も期待していました。目的は他にもありましたが、本ブログエントリ群では、得られた経験と情報に特化して取り扱いたいと思います。私は SXSW 2015 では IoT(Internet of Things)、Robotics、AI、Marketing、Social(Connecting People)、Wearable Techあたりがホットに感じました。直前に開催されていた SXSW Edu というイベントがありクロージングセッションだけ少し参加できましたが、来年はこれにも参加するべきと振り返りました。今回は残念。
Interactive Innovation Awards
2007年に Twitter、2009年に Foursquare、2012年に Instagram がそれぞれ受賞した SXSW Interactive Innovation Awards は、グローバルなヒットが見込まれるサービスが発表される大きな機会です。これらの発表を生で聞けたのはとても良い経験になりました。14部門+名誉受賞4件もあったため受賞スピーチは140文字以内(リアルタイムに音声認識されてカウントアップしていました)という制約があったため、ピッチではなくお祝いムードのセレモニーでした。結果についてはこちらをご覧ください。
バッジ種類
さて、今回我々が購入して持参したのはこの Interactive バッジです。会場ごとにスタッフの人にピッとしてもらって会場に入ります。
SXSW 2015 には Platinum/Gold/Interactive/Music/Film の5種類のバッジ種類がありますが、Interactive 会期中のみであればこのバッジだけで十分です。ざっくり説明すると Interactive と Film に参加するなら Gold、Musicを含む全てに参加するなら Platinum になります。Gold、Platinum バッジもかなり見かけました。
Interactive のセッションに関しては、これらのバッジ種類によって入場の順番が変わることは基本的にはありませんでした。座席指定もありませんので全て先着順です。Moody Theater では上のように制限されていましたが、その他は見かけませんでしたので優先入場を期待して Platinum バッジを買う必要はないと思います。
入場において何よりも大切なのは RSVP です。 あらかじめ予定を作るのに SXSW Web上の Schedule でセッションにお気に入り(Star)をつけていく作業をするのですが、それが集中するとHot フラグが立ち、RSVP の募集が開始されます。駆け込みでお気に入りを付ける人が多いからか、前日に Hot フラグが立つケースが散見されました。こまめに自分の参加するセッションの詳細画面を確認し、Hot フラグが立っていたら即申し込みをする必要があります。私は間に合わず、門前払いを食らったケースがいくつかありました。
RSVP は Web 上でも申し込み可能ですが 「SXSW GO(iOS・Android)」という公式アプリがとても役に立ちました。これは必ずインストールしてから臨みましょう。オースティンの中心街には至る所に iBeacon が仕込まれていて、iOS アプリを立ち上げると近くにいる人の SXSW Social の情報がリストされたり、とても楽しくまた便利です。
夜の公式イベント
SXSW は夜にも公式イベントが目白押しです。
個人的に興奮したのは5分間のショートスピーチをたくさん連発で行う Ignite というプレゼンテーションスタイルのイベントです。15秒毎に自動的に切り替わる20枚のスライドを使って5分以内にプレゼンを終える、いわゆるライトニングトークのことです。内容は「僕が格安に世界旅行を達成した方法」とか「簡単にロボットを作る方法」など幅広い内容のイベントでしたが、これは効果的なプレゼン方法だなあと感動しました。とにかく発表者が短時間に聴衆に伝えるために熱意たっぷり選りすぐりのワードを使った内容になります。これは社内で試してみようと思っています。
SXSW is a marathon
Hootsuite House でのひとコマ。
文字通り SXSW はマラソンでした。5 日間、長い日は朝 8 時から夜 10 時までセッションやイベントに参加してクタクタになってホテルに帰宅。基本的には 5 人ができるだけ別々のセッションに参加していたので、1 人で回る時間も長く精神的にも結構負担があったと思います。同時50-60枠開催、1,000 以上のセッションは網羅することなど不可能。センスによって選んだセッションをできるだけ吸収して帰国しました。
次の記事からは具体的なテーマに沿ってお届けしたいと思います。