技術書典5サークル出展レポート

こんにちは。飲食領域でテックリードをしている浅野です。
10/08に開催された技術書典5にサークルとして初参加/初頒布をしたため、参加するまでの経緯や当日の様子などについてレポートしようと思います。

技術書典とは

一言でいうと「技術書版のコミケ」で、企業/有志問わず多種多様な技術書が頒布されるお祭りです。
今回で5回目になりますが、回を重ねるごとに参加者もうなぎ上りに増えているというすごいイベント。

今回最終的には、出展サークル数は約470組、一般参加者は1万人(!)の大台を超えたとのことでとんでもない規模になっていることがわかります。

サークル参加の経緯

もともとイベント自体の存在は知っており、頒布された技術書の電子版を後日購入していたりはしたのですが、実は実際に当日参加をしたことはありませんでした。

そんな中6月に技術書典5開催の発表がされ、「今回は当日参加するぞ!」と意気込みつつ、スポンサー募集もしていたので軽い気持ちで会社に協賛の提案してみたところから色々話が動き始めます。

最初はノベルティ配布くらいで終わらせるイメージだったのですが、内部で話を進める中で
「せっかく出展するのであれば、面白そうだしRLSでも本を作ろう!」
と半分ノリで頒布物の制作が決まりました。

頒布物の作成

自分としても機会があれば技術書を作ってみたいとは思っていたので渡りに船ではあったのですが、そこからが大変です。

  • コンテンツの構成
  • ページ数/サイズ
  • 執筆者の募集
  • 表紙
  • 入稿までの必要工程/スケジュール
  • etc.

何もかもが分からない事だらけで、想像していた以上に苦労する部分がありました。

検討にあたり、運営ブログで公開されていた前回のアンケート結果を参考にしたり、過去イベントの頒布物の分布を出して眺めてみたり、色々手探りでの進行でした。

参考: 正直あまり役には立たなかった分布図

スポンサー参加という事で全体の進行や諸々の調整は人事の方にお願いし、ホットペッパー始めとするフリーマガジンを作っている会社というアドバンテージを活かして制作部隊の方々の全面協力を受けた上でその状態だったので、個人でやっていたら間違いなく頓挫していたと思います。

7月に運営主催ではじめてのサークル参加meetupというものも開催されていたようなので、次回以降で初参加を考えている方はそういった場で事前に情報を収集しておく事を強くオススメします。
私も本当は参加しておきたかったのですが、定員オーバーで参加できませんでした…

そんなこんなで最終的にはかなりギリギリのスケジュールにはなっていましたが、どうにか冊子を完成させることができました。

当日の様子

いよいよイベント当日。
ここからは写真メインのダイジェストでお送りします。

Image5 朝一のブースセッティング完了後の一枚。
今回、無料で出来るだけたくさんの人に手に取ってもらおうということで5000部(!)刷っていたので、荷下ろしだけで大仕事。

Image2 開場直前の待機列の様子。
最後尾が見えないくらいの長蛇の列になっていました。

Image3 Image4 開場直後。
通りがかる人にひたすら冊子を手渡していきます。

ここから終始慌ただしかったため写真が全然撮れていなかったのですが、入場制限などもあったようでしばらくは一定周期で団体の入場があり、その都度同じように手渡しを繰り返す流れが自然に出来ており、一種アトラクションの様相を呈していました(笑)

その後も、会場入って直ぐのブースで全員が必ず最初に通る導線だったということもあり、多くの人に手に取っていただき思っていた以上のペースでどんどん冊子が捌けていきます。

Image6

そして16時過ぎ。
持参したノベルティが全てなくなったところで店仕舞いに。

最後に

苦労もありましたが、無事本を完成させることができ、そしてそれをたくさんの人に頒布することができてとても良い経験になりました。

自分一人だけの力では到底完成しなかったので、協力いただいた方々には本当に感謝の言葉しかありません。

また、逆に自分が言い出さなければ今回の本が作られることもなかったはずなので、「とりあえず提案してみる」というのはとても大事なことだなと改めて感じました。

もし同じように「興味はあるけど踏ん切りがつかない」という方がいたら、とりあえず声を上げてみましょう。
きっと身近に後押しをしてくれる仲間がいるはずです。

一点悔いがあるとするなら、今回の頒布物は「技術書」というには正直純粋な技術要素が薄くなってしまっていたことです。

どういったコンテンツ構成にするのが良いか迷っていたのと、ボリュームを増やすだけの執筆者を募れなかったためではあるのですが、次回参加する際は技術ネタオンリーで一冊作ることを目標にしたいと思います。